すべての無意味なもののために
--
著者 森田 千琴(本と喫茶 NOMAD BOOKS店主)
発行日 2025年9月13日
A6 44ページ
--
「意味がない」と切り捨てられるものにこそ、美しさや救いが宿るのではないか――。
道端に落ちた手袋や曇り空、忘れられない些細な言葉、夢に現れる後悔。
そんな“役に立たない”断片を集めながら、孤独とともに生きる時間を照らし出す。
立ち止まることもまた、前に進むことの一部。
不安や痛みを抱えたままでも、今ここにある光を感じ取ることはできる。
そんな静かな気づきをページに込めました。
迷いながら進む誰かの夜に、そっと寄り添う一冊です。
--
(本文より)
"過去に思いを馳せることができるというのは、
忘却の闇の中にあっても、記憶そのものがかすかに光を湛えているからかもしれない。
だからこそ、私たちはその遠い光を目を細めながら眺めるようなことができるのだろうと、
最近はそんなふうに思うようになりました。"